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タクシー無線の仕組み

タクシー無線機はアナログ回線をとおしたタクシードライバーとオペレーターによる「通話」主体の配車業務から始まりました。

やがて、1970年代にAVM(車両位置自動表示システム)が登場し、タクシー無線による配車業務は効率化されました。平成15年(2003年)末にはタクシー無線はデジタル化を開始し、タクシー無線機の仕組みは「通話」以外に様々なデータを本格的に取り扱えるよう発展しました。

タクシー無線はIT導入化により「通話」以外の様々なアプリケーションを組み合わせられるようになりました。

配車業務を追求したタクシー無線機の仕組み

配車業務の効率化はタクシードライバーとオペレーターとの「通話」だけに頼った情報伝達の時間的ロスを消化する事が大きな課題でした。そのために利用客からの連絡を受けたオペレーターが利用客に一番近いタクシー車両の位置を正確に把握するためAVM(車両位置自動表示)システムが確立されました。
更にAVMはGPSと組み合わされ、GPS-AVMとしてより精度の高いシステムに発展しながらデジタル化の追い風を受けました。デジタル化されたタクシー無線機は従来のアナログ方式より伝送速度が高速化され、データ通信量も約4倍に拡大しました。

タクシー無線の通信距離は、タクシー会社が必要とされる範囲(営業範囲内)で通信が確保できるようにアンテナの高さや無線機の出力など様々な仕様を適切に組み上げるため一概にいえません。営業範囲の広い会社では、出力を大きくしたり、共同で無線配車を行う組合を作って、東京タワーのように高い場所にアンテナを設置している場合もあります。田中電気は、お客さまの要望を詳細にヒアリングしたうえで、通信距離を含めた適切なシステムの仕様を検証して提案いたします。

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