タクシー無線のデジタル化
タクシー無線のデジタル化は総務省により2003年から制度化され、アナログからの切り替えが必須となっています。タクシー
無線のデジタル化は伝送速度の高速化をはじめ、大幅なデータ通信量のアップが最大の利点です。
データの伝送速度・通信量のアップ
デジタル化されたタクシー無線はアナログ方式と比べ、データの伝送速度と通信量は約4倍もアップします。また、従来のアナログ方式では位置情報や空車か実車かを判別する動態情報を取得するのに、一般的に20秒弱の時間を必要としました。また、動態情報取得中は音声通話はできませんでしたが、デジタル方式は通話中での取得が可能です。
秘匿性の高いクリアな音声通話
アナログ方式では同じ周波数の受信機があれば容易に音声通話の傍受が可能でしたが、デジタル方式はアナログ方式と比べ「第三者の傍受」や「混信」などへの対策技術が成されています。また、音声の波形をデジタル化した信号処理を行うためノイズに強くなりクリアな音質を保てます。
担当者からのメッセージ
高精度のGPS-AVMをはじめ、ドライブレコーダー、CTI等、様
々なIT化が進むなかでタクシー無線のデジタル化は必須です。
モバイルのアプリを利用した配車サービスや、電子マネーによ
る決済サービスの導入などIT化の伴った業務サービスの展望は様々です。